マカロニ工房はイラストやショートストーリーを主とした創作・二次創作サイトです。 二次創作の取り扱い作品の企業・団体様と当サイトは一切関係ありません。
「ローズマリー主任!」 慌しく男がハンガーに駆け込んできた。何かねとノロノロと歩み寄った彼に、男は口頭で何かを伝えた。
猫科の動物を思わせる勢いでローズマリーはハサウェイの方を向き直ると、またいつものノロノロとした足取りで近づいてくる。 ハサウェイがこの男の目に感情が宿るのを見るのは、これが初めてである。
ハサウェイの肩に骸骨のような手が伸びる。 「さて、ハサウェイ君…模擬戦は取りやめだ」
ローズマリーはニタリと哂った。 「ビーム兵器の出力を実戦配備へ変更…管制に従い出撃したまえ」
スクランブルを告げるアラームが鳴り響き、ハンガーは正に最前線の如く慌しくなっている。 サイコミュ増振機の同調をチェックするハサウェイがオデュッセウスのコクピットにいた。
ギラ・ドーガを中心とする1個中隊がコロニー外壁の連邦施設への接近。 目が良ければ、この施設からでもジョイントが確認できる距離だ。
「MS9機を擁する”テロリスト”…連邦はどこまでも憎まれてるな」
このコロニーは連邦とアナハイムという金と権力の亡者の巣窟であると彼らは言う。 事実その建設、運営に至るまでそれを否定できるものは何もあるまい。 お飾りの慈善事業で難民をスラムに押し込め、宇宙港を連邦施設・軍需産業のために資金がばら撒かれる。
「だがコロニーへの攻撃は民間人にも被害が及ぶ…ヘタをすれば、取り返しの付かないことにだってなるんだ… そんなことをして、正義も大義もあるものかよ…」
連邦に対する反発への共感は出来る。
だが… その行動は同調できるものではない。 その行動は許されるものではない。 その行動は阻止しなければならない。
コロニー外壁、しかも爆発物の貯蔵庫ともいえる軍施設への攻撃は、たやすく数万の虐殺行為へと発展するのだ。
「ハサウェイ少尉、ビーム兵器及びアルゴス・ユニットこそ実戦配備ですが、実弾兵器はペイント弾のままです!お忘れなく!!」 「過保護だよナウシカア――把握している、テロリストの射程にこのコロニーを入れさせはしないさ」 「貴方一人ではないの!増援到着までの時間稼ぎで良いからっ!!」
――泣きそうな声だった。連邦は嫌なところだけど、連邦全てが嫌いなわけじゃない。
「警備のジェガン部隊が応戦に向かっていますが、足止めがやっとです!」 「…へのシェルターへの誘導は!!?」 「実戦慣れした相手でっ!!!」 「ジェガン3機!後退します!!」 「ラインを突破したヤツがっ!」 回線が乱れ飛ぶ。混乱の中でハサウェイは静かに出撃を待つ。
2機のジェガンがカタパルトを出る。 不幸中の幸いか?模擬戦闘のためにオデュッセウスを含む1個小隊の出撃準備は半ば完了していたも同じだ。 ――クェスの帰る処は、このハサウェイ・ノアが守る!
発進灯が出撃を告げる。 「RX-104ガンダム・オデュッセウス!出ます!!」
機動戦士ガンダム オルレアンの聖女 3 1234567891011
「ローズマリー主任!」
慌しく男がハンガーに駆け込んできた。何かねとノロノロと歩み寄った彼に、男は口頭で何かを伝えた。
猫科の動物を思わせる勢いでローズマリーはハサウェイの方を向き直ると、またいつものノロノロとした足取りで近づいてくる。
ハサウェイがこの男の目に感情が宿るのを見るのは、これが初めてである。
ハサウェイの肩に骸骨のような手が伸びる。
「さて、ハサウェイ君…模擬戦は取りやめだ」
ローズマリーはニタリと哂った。
「ビーム兵器の出力を実戦配備へ変更…管制に従い出撃したまえ」
スクランブルを告げるアラームが鳴り響き、ハンガーは正に最前線の如く慌しくなっている。
サイコミュ増振機の同調をチェックするハサウェイがオデュッセウスのコクピットにいた。
ギラ・ドーガを中心とする1個中隊がコロニー外壁の連邦施設への接近。
目が良ければ、この施設からでもジョイントが確認できる距離だ。
「MS9機を擁する”テロリスト”…連邦はどこまでも憎まれてるな」
このコロニーは連邦とアナハイムという金と権力の亡者の巣窟であると彼らは言う。
事実その建設、運営に至るまでそれを否定できるものは何もあるまい。
お飾りの慈善事業で難民をスラムに押し込め、宇宙港を連邦施設・軍需産業のために資金がばら撒かれる。
「だがコロニーへの攻撃は民間人にも被害が及ぶ…ヘタをすれば、取り返しの付かないことにだってなるんだ…
そんなことをして、正義も大義もあるものかよ…」
連邦に対する反発への共感は出来る。
だが…
その行動は同調できるものではない。
その行動は許されるものではない。
その行動は阻止しなければならない。
コロニー外壁、しかも爆発物の貯蔵庫ともいえる軍施設への攻撃は、たやすく数万の虐殺行為へと発展するのだ。
「ハサウェイ少尉、ビーム兵器及びアルゴス・ユニットこそ実戦配備ですが、実弾兵器はペイント弾のままです!お忘れなく!!」
「過保護だよナウシカア――把握している、テロリストの射程にこのコロニーを入れさせはしないさ」
「貴方一人ではないの!増援到着までの時間稼ぎで良いからっ!!」
――泣きそうな声だった。連邦は嫌なところだけど、連邦全てが嫌いなわけじゃない。
「警備のジェガン部隊が応戦に向かっていますが、足止めがやっとです!」
「…へのシェルターへの誘導は!!?」
「実戦慣れした相手でっ!!!」
「ジェガン3機!後退します!!」
「ラインを突破したヤツがっ!」
回線が乱れ飛ぶ。混乱の中でハサウェイは静かに出撃を待つ。
2機のジェガンがカタパルトを出る。
不幸中の幸いか?模擬戦闘のためにオデュッセウスを含む1個小隊の出撃準備は半ば完了していたも同じだ。
――クェスの帰る処は、このハサウェイ・ノアが守る!
発進灯が出撃を告げる。
「RX-104ガンダム・オデュッセウス!出ます!!」